mui たびと風のうつわ

沖縄南部の百名(ひゃくな)という集落のはずれにmuiという宿をつくりました。 muiとは「無為自然」という言葉からきています。 「作為なく自ずと然る」という意味で、水が硬いものにあたると形を変えて包みこむように、生まれたばかりの赤ちゃんの泣き声のように、自ずと湧き起こる思考や行動に身を任せられるような場所にしたいというコンセプトです。 ここには高級ホテルや旅館のようなサービスや設備はありません。 あくまでうつわとしての宿に、素晴らしいこの沖縄南部の地域という素材をつかって、訪れた方々それぞれの心地よい過ごし方で盛り付けていただけるように。 そんな日々変わるmuiの色を私たちは楽しみにしています。 「記憶に残る宿」 ときとして、普通、常識、あたりまえなどの固定化されてしまった価値感やものさしは小さな感動や気づきを見逃してしまうことがあります。 muiの建築は外と中、自然と人工物、宿と住居、暮らしと旅など、専有と共有(シェア)それぞれが緩やかに繋がるつくりになっています。 快適性や利便性にとらわれず、線引を曖昧にすることで心を動かされる一瞬があるような気がしています。 <エリア情報> 近くのビーチまでは車で3分ほど、徒歩でも10分ほどで行くことができます。 百名ビーチや新原ビーチは地域の方にも愛される開発のされていない天然のビーチです。 付近には素晴らしい海の景色をぼんやりと眺められる カフェ・レストランの 「浜辺の茶屋」さんや「山の茶屋」さん。 地域の子どもたちの遊び場として人気で、猫と漁師の島「奥武島」など、 ありのままの沖縄の景色が広がる、のんびりとした時間が流れる地域です。